「ゴルフを始めてみたいけど、何から手をつけたらいいかわからない」という方は多いのではないでしょうか。
職場の付き合い、友人からの誘い、テレビでプロの華麗なプレーを見て憧れたなど、きっかけはさまざまです。ただ、ゴルフは他のスポーツに比べて道具やマナーの面でハードルが高そうに感じられるスポーツでもあります。
この記事では、ゴルフ未経験の方が最初に揃えるべき道具、かかる費用の目安、練習場の利用方法、コースデビューまでのステップをわかりやすく解説します。ゴルフを始めるための全体像をつかんで、第一歩を踏み出してみてください。

ゴルフを始める前に知っておきたい基本知識
ゴルフはどんなスポーツなのか
ゴルフは18ホールを回り、できるだけ少ない打数でボールをカップに入れることを目指すスポーツです。1ラウンド18ホールの合計打数を「スコア」と呼び、このスコアが少ない方が好成績となります。
18ホールのうち、前半9ホールを「アウト」、後半9ホールを「イン」と呼びます。各ホールには「パー」と呼ばれる基準打数が設定されていて、一般的な18ホールの合計パーは72です。つまり、72打で回ればパープレーとなります。
ゴルフを始める3つの方法
ゴルフを始めるルートは大きく分けて3つあります。
ゴルフを始める3つのルート
- 練習場(打ちっぱなし)に行く:もっとも手軽な始め方。クラブのレンタルもある
- ゴルフレッスンに通う:プロの指導で正しいフォームを最初から身につけられる
- 経験者の友人・同僚に教えてもらう:費用を抑えやすいが、我流のクセが付く可能性もある
おすすめは「レッスンに通いながら練習場でも自主練をする」スタイルです。最初に正しいスイングの基本を身につけておくと、後の上達スピードが大きく変わります。
ゴルフを始めるために必要な道具
練習場に行くなら最低限これだけ
いきなり道具を全部揃える必要はありません。練習場に初めて行くときは、以下のものがあれば十分です。
- ゴルフグローブ(片手用):1,000~2,000円程度。手を保護しグリップ力を高めるために着用する
- 動きやすい服装:練習場なら普段のスポーツウェアでOK
- 運動靴:スニーカーで問題ない
クラブは多くの練習場でレンタル(1本300~400円程度)が可能なので、最初は手ぶらでも始められます。まずは一度練習場に足を運んでみて、ゴルフが楽しいと感じてから道具を揃えても遅くありません。
コースデビューまでに揃えたい道具一覧
ラウンドを目指す段階で、以下の道具が必要になります。
| 道具 | 価格の目安 | 備考 |
|---|---|---|
| クラブセット | 3~10万円 | 初心者セットなら5~7万円台が多い |
| キャディバッグ | 1~3万円 | クラブセットに付属している場合もある |
| ゴルフシューズ | 5,000~15,000円 | スパイクレスが歩きやすくおすすめ |
| ゴルフグローブ | 1,000~2,000円 | 消耗品なので複数購入しておくと安心 |
| ゴルフボール | 1,000~3,000円(1ダース) | ロストボール(中古)なら安く買える |
| ゴルフティー | 500~1,000円 | ティーショット時にボールを置く台 |
| ゴルフウェア | 5,000~15,000円 | 襟付きシャツ+パンツが基本 |
| マーカー | 500~1,500円 | グリーン上でボールの位置を示す |
すべて新品で揃えると5~15万円程度かかりますが、中古クラブやセール品を活用すれば3万円台からでもスタート可能です。

ゴルフを始める費用はどのくらい?
初期費用の目安
ゴルフを始めるための初期費用は、揃え方によって大きく変わります。
- 最小限に抑えたい場合:2~3万円(中古クラブ+中古シューズ+グローブ+ボール)
- 新品セットで揃える場合:5~10万円(クラブセット+シューズ+ウェア+小物)
- ブランドにこだわる場合:10~20万円以上
練習場の費用
打ちっぱなしの1回あたりの費用は、地域や施設によって異なりますが目安は以下の通りです。
- 郊外の練習場:1回あたり1,500~2,500円程度
- 都市部の練習場:1回あたり3,000~4,000円程度
- インドアゴルフ:1回あたり2,000~5,000円程度(月額制の場合が多い)
週1回ペースで通うなら、月の練習費用は6,000~16,000円程度が目安です。
ラウンド費用
実際にコースに出るときの費用は、ゴルフ場やプランによって幅があります。
- 平日プラン:5,000~10,000円
- 土日祝プラン:10,000~20,000円
- 名門コース:20,000円以上
初心者のうちは平日の割安なプランや、ショートコース(ハーフラウンド)を活用すると費用を抑えられます。
練習場(打ちっぱなし)の使い方
初めての練習場の流れ
練習場に初めて行くときの一般的な流れを紹介します。
- 受付:入口で受付を済ませ、打席の利用料を支払う
- 打席に移動:指定された打席に行き、クラブをセットする
- ボールを購入・セット:自動販売機やカード式でボールを購入。自動ティーアップの打席が多い
- 練習開始:準備運動をしてからスタート。最初は短いクラブ(7番アイアンなど)から打つ
- 終了・精算:練習が終わったら打席を片付けて精算する
初心者が練習場で気をつけること
- クラブを振る際は、前後左右に人がいないか確認する
- 隣の打席の人が構えているときは、動きを止めて静かに待つ
- 練習場のルール(喫煙エリア・飲食の可否など)に従う
- 打席のマットの上だけでクラブを振る

コースデビューまでの5つのステップ
ステップ1:道具を用意する
まずは練習場に通える最低限の道具を揃えます。前述の通り、グローブだけあれば練習場のレンタルクラブで始められます。楽しいと感じたら、初心者向けのクラブセットを購入しましょう。
ステップ2:練習場に通う(目安:月4~8回)
週1~2回のペースで練習場に通い、ボールが前に飛ぶことを目標にします。7番アイアンで打つ練習を中心に、グリップの握り方・アドレス(構え方)・スイングの基本を体に覚えさせましょう。
ステップ3:基本のルールとマナーを覚える
コースに出る前に、打つ順番(遠い人から先に打つ)、スロープレーの防止、グリーン上のマーク・修復など、最低限のルールとマナーを把握しておきます。
ステップ4:ショートコースで実戦練習をする
いきなり18ホールのコースに行くのが不安な方は、ショートコース(9ホール程度の小さなコース)がおすすめです。短い距離のホールが多いため、アプローチやパッティングの実戦練習ができます。料金も手頃で、服装のルールが緩いところも多いです。
ステップ5:いよいよコースデビュー
練習開始から1~3ヶ月程度で、多くの方がコースデビューの準備が整います。初ラウンドは経験者の友人や同僚と一緒に行くと安心です。スコアは気にせず、「18ホールを回りきること」を目標にしましょう。
ゴルフを始めるときによくある不安と解消法
「運動神経がなくても大丈夫?」
ゴルフは瞬発力や体力よりも正しいフォームと再現性が重要なスポーツです。運動神経に自信がない方でも、基本に忠実に練習を続ければ着実に上達します。シニアから始めて80台で回る方も多く、年齢や体力に左右されにくいスポーツです。
「お金がかかりすぎるのでは?」
確かにゴルフは他のスポーツよりも費用がかかる傾向がありますが、中古クラブの活用・平日プレー・練習場の回数券利用などの工夫で大幅にコストを抑えられます。月1万円程度の予算でも、十分にゴルフを楽しむことは可能です。
「一人で始められる?」
練習場は一人で行く方がほとんどです。コースデビュー後も「一人予約」サービスを利用すれば、気軽にラウンドを楽しめます。ゴルフスクールで知り合いを作るのも一つの方法です。

初心者がやりがちな失敗と対策
失敗1:いきなり高価なクラブを買ってしまう
上達に伴って自分に合ったクラブの好みが変わるため、最初から高額なクラブを買うのはもったいないです。まずは初心者セットで十分なので、上達してから自分のスイングに合ったクラブに買い替えましょう。
失敗2:ドライバーばかり練習する
ドライバーは気持ちよく飛ばせるため練習したくなりますが、スコアに直結するのはアプローチとパッティングです。練習場でも7番アイアンやウェッジの練習時間を多く取ることをおすすめします。
失敗3:自己流で練習を続ける
動画やWebサイトで情報を集めるのは良いことですが、自己流で間違ったフォームが定着してしまうと、後から矯正するのが大変です。最初の数回だけでもプロのレッスンを受けることで、遠回りを防げます。
よくある質問(Q&A)
Q. ゴルフを始めるのに適した季節はありますか?
A. 練習場やインドアゴルフなら季節を問わず始められます。コースデビューは気候が穏やかな春(4~5月)や秋(10~11月)がおすすめです。夏は暑さ、冬は寒さの対策が必要なので、初めてのラウンドは避けた方が快適にプレーできます。
Q. 練習を始めてからどのくらいでコースに出られますか?
A. 個人差がありますが、週1回の練習ペースで1~3ヶ月が目安です。ボールが前に飛ぶようになり、基本的なルールとマナーを覚えたらコースデビューできるレベルです。完璧を目指す必要はなく、スムーズに進行できる程度のスキルがあれば問題ありません。
Q. ゴルフレッスンの費用はどのくらいですか?
A. ゴルフレッスンの費用は施設や形態によって幅がありますが、グループレッスンで月額1~2万円、マンツーマンレッスンで1回5,000~15,000円が相場です。体験レッスンを行っている施設も多いので、まずは体験から始めてみると良いでしょう。
Q. 中古クラブと新品クラブ、初心者はどちらがいいですか?
A. コスト面を考えると中古クラブは良い選択肢です。ゴルフクラブは数年でモデルチェンジするため、型落ちでも性能は十分です。ただし、初心者向けセットであれば新品でも手頃な価格のものがあるので、予算と相談して決めてください。
まとめ
ゴルフの始め方のポイントを整理します。
- まずはグローブだけ買って練習場に行ってみる。クラブはレンタルでOK
- 初期費用は中古活用で3万円台から、新品セットでも5~10万円程度
- 練習場の1回あたりの費用は1,500~4,000円程度
- 正しいフォームを身につけるため、最初だけでもレッスンを受けるのがおすすめ
- 練習開始から1~3ヶ月でコースデビューの目安
- 最初から高価な道具を揃える必要はなく、上達に合わせて買い替えればOK
ゴルフは年齢や体力に関係なく長く楽しめるスポーツです。最初のハードルさえ越えてしまえば、あとは楽しみながら上達していくだけ。まずは気軽に練習場に足を運んでみてください。
ゴルフの基本的なルールやマナーについては楽天GORAの初心者ガイドが参考になります。また、費用の全体像を知りたい方はチキンゴルフの費用解説や、ゴルフメドレーのゴルフ始め方マニュアルも参考にしてみてください。


